1 緑の人 ★ :2020/06/30(火) 11:35:46.87

6月26日、厚生労働省は最新の人口動態調査の結果「人口動態統計速報」を発表しました。
この速報、ある大切な意味を持つと注目されていました。
「新型コロナの感染が拡大した4月において、全国でどのくらいの人が亡くなったか」が初めてわかる、ということです。

結果としては、去年と比べて、死亡者数はほとんど変わらなかったことが分かりました。

2019年4月の死亡者数が11万2,939人だったのに対し、2020年4月は11万3,362人。その差は423人(0.4%増)でした。
人口動態統計は、国の統計の中でも重要度が高いとされる「基幹統計」のひとつです。

■ではなぜ、4月の死亡者数が注目されたのでしょうか?

新型コロナの感染が拡大した4月、厚労省が感染による死亡者として公表したのは400人ほどでした。
この数字に対し「そんなに少ないわけがない」という指摘が、メディアやSNSで相次いだのをご記憶のかたも多いのではないでしょうか。

当時、国際的に見た場合のPCR検査の実施数の少なさや、手書き・FAXなどに頼るデータの収集体制が指摘されるにつれ、
「新型コロナと判明せずになくなっている人が、もっともっと多くいるのではないか?」という声が上がりました。

一方で、「肺炎などの症状が悪化して亡くなった人に対しては、きちんと検査は行われて大枠は把握されている」という指摘もあり、
実態を示すデータが求められていました。

もうひとつ、新型コロナウイルスによる被害の影響を見積もりたい、というニーズがあったことも考えられます。
新型コロナウイルスのような感染症に関しては、その影響を国際的に比較するためには、死亡者数を調べるのが良いと考えられています。

検査によりわかる感染者数は、その国の検査体制がどのくらい整備されているかとか、
検査を受けられる対象をどのように決めているかなどによって影響を受けます。

一方で、死亡に関する統計データは、基礎的で重要なデータであり、また「だれかが死んだら死亡届を出す、それを集計する」という
シンプルな手続きで得られる数字なので、様々な要因による影響を受けにくいと考えられます。
なので、いろいろな事情を抱える国同士を比較するには適していると考えられるのです。

■なお「超過死亡」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

超過死亡というのは、ざっくりいえば「例年だったらこの季節だとこのくらいの人が亡くなるはずなのに、
今年だけめっちゃ多かったら常識的に言っておかしい。その分は何か特別な要因があるのでは?」という考え方です。

今回、死亡者数の実態を示すデータが出たことは確かな一歩です。
「日本の死亡者数は、これまで把握されている規模とそう違いはなかった」ことを前提に、議論していけるからです。


(出典 iup.2ch-library.com)

人口動態統計速報 4月分
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2020/dl/202004.pdf
https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20200628-00185347/

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